托卵

2007.3.22

ブログでオナガとカッコウの托卵に付いて書いた時、思い出した疑問。



他人に子育てをさせる為に、相手の卵と同じ模様の卵を産む。
托卵を成功させる為にカッコウが身に付けた技です。
巧妙なことに相手の卵より少しだけ大きい卵を産むそうです。「同じ卵なら大きい卵を親鳥は好むから」がその理由。
どうやってそんな技を身に付けたのでしょう?どうして同じ模様の卵だと育ててもらえると気が付いたのでしょう?
おそらく数千年、数万年単位で、少しずつ選択淘汰により変化してきたのだろうと思っていました。
だってそうでしょう、人間の赤ちゃんが、生き残るのに有利だったとしても、そんなに簡単に模様を変えて生まれてくるとは思えませんから。
ところがどうやらそうでもないらしいです。
もちろん人間ではなく、カッコウの話。
カッコウは最近こそオナガに托卵しているようですが、もともとは、モズやヨシキリに托卵していました。
江戸時代にはホオジロにしていたという記録が残っているそうです。
ということは数十年単位で卵の模様を変化させていることになります。
卵の模様を相手の卵に合わせるだけでも脅威的なのに、それをたった数十年で成し遂げてしまうとは、全く驚きです。
果たしていくら寿命の短い小鳥とはいえ、選択淘汰でこんなに短い間に変化出来るものなのでしょうか?
さらに興味深いのが、オナガへ托卵する卵の模様。
最初のうちはオナガの卵の模様と全くちがう卵を産み付けるらしいです。
理由は、托卵経験の無いオナガが全く気が付かないから。
なんという横着。
しかしバレ始めると模様を付けるのだそうです。
バレ無きゃやらない、バレたらやる。
まるで自分のやる行為を、何のためにやっているのか理解しているように思えてしまいます。
こんなことが選択淘汰で説明出来るのでしょうか?
「生き物は人間が考えるよりはるかに利口なのかもしれない。」そんな想いを抱いて、ちょっと複雑にワクワクしてしまいました。


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