昨晩の降雪は、約30cm。
この冬、一番沢山降りました。
しかしこの時期、この程度なら御の字です。
日中は、吹雪いたり、晴れたり、忙しいお天気。
降雪は、ほとんど無しです。
しかし、おそらく真冬日。
かーなり寒いです。
先日、車を運転していると、雪に被われた田んぼに、カラス達が、沢山集まっている所を見付けました。
田んぼに集うカラス達。
「何をしているのだろう?」
吹きっさらしの田んぼ。
カラス達が、何の用事があるのでしょう?
気になったので車を止めて、観察です。
良く見ると、雪を掘り起こして、どうやら餌を探している模様。
「ああ、そうか・・・。」
そうでした、近年、ゴミの出し方が徹底してきて、カラスの食性が変わりつつあるようなんです。
生ゴミを餌に、数を増やしてきたカラス。
それを絶たれ、かなり厳しい状況にあると、想像するに難く有りません。
調べた訳では無いですが、そんな感じを受けますし、実際、数も急激に減ってきているようです。
人の都合と、生き物の微妙な関係。
大きな経済のウネリに翻弄される庶民と、なんだか似ているような気がします。
それにしても逞しい。
数を減らしつつも、こうやって新規開拓が出来る柔軟さが、カラスの最大の武器です。
自動車に胡桃を踏ませ、割れた中身を食べるカラスを、良く見掛けるようになりました。
環境に適応し過ぎ、硬直した生き物では、こうは行かないでしょう。
(適応のし過ぎ=過適応は、絶滅への道、ではあるのですが、環境さえ安定していれば、大発展するのが、恐ろしいところです。)
カラスは、過適応に陥らず、環境の変化に対応しています。
今年は、厳しい年となりそうなだけに、嫌われる事の多いカラスですが、その逞しさを分けて貰いたいと思いました。