雲の厚い、肌寒い一日。
時折、霰の混じった雨も降りました。
今朝、顔を洗っていると、何処からかヒバリのさえずる声が聞こえてきました。
「オッ、珍しい。」
今まで自宅近くで、ヒバリの声を聞いたことはありませんでした。
ヒバリは、空中高く舞い上がってさえずります。
窓を開けて姿を探しましたが、木が邪魔をして姿を捉えることは出来ませんでした。
朝の内は晴れていたので、明るい日差しとヒバリの声が気持ちいい。
今年はヒバリも自宅近くに来てくれるようです。
生き物好きのうおぬま屋店長としては、一寸嬉しい。
「ん、待てよ...。」
ヒバリは開けた場所に好んで生息する鳥です。
魚沼では大きな川の河川敷などで良く鳴いていますが、うおぬま屋店長宅の近くには、小さいながら川は流れているものの、ヒバリの好むような草原はありません。
田舎とは言え一応市内。
「ヒバリの好むような場所が有るはずが無い...。」
そうでした、ありました。
川沿いに大きな空き地が。
中越地震の際、川沿いのご近所さんが軒並み全壊。今は取り壊し、広い空き地になっているのでした。
「ヒバリが来たのはその為か...。」
これは喜べません。