先日、友人が「とりぱん」なる漫画本を持って来てくれました。
「お前好みだろうと思って」だそうです。
ありがたい事です。
と思ったら、「一巻を買って置いていけば、面白いから続きを買うだろ。そしたら俺も読める」なのだそうです。
長い付き合いだけに良く分っていらっしゃる。
餌台を庭に設置して、野鳥を招いている作者の、鳥達との関わりを中心とした日常を描いた4コマ漫画。
読んでみたら、確かにうおぬま屋店長好み。
と、言うか、やっていることがなんだかちょっと似ています。
ヒヨドリと喧嘩したり、シジュウカラのお宅を探したり、アオゲラを眺めたり。
普段自分が見て楽しんでいる事が、そのまま漫画になっているのが、なんだか嬉しい。
そして、作者のとりのなん子さんが切り取る、季節の風景が魅力的。
月の光で新聞を読んで喜べる事に、夜の影が薄くて長いと感じる事に、どうやらはまってしまったようです。
友人の目論見通りになりそうです。
「とって食う」ことばかり考えて、ちょっと怖いけど、気に入った言葉。
「とって食われる」ことを考えなくなったモノは、
いつか誰かに退治されてしまう
気がする。
20羽(とりぱんでは、20話を20羽と書きます)の台詞です。